江古田新キャンパスプロジェクト

2017年に、武蔵野音楽大学の江古田新キャンパスが誕生します。
今までになかった新しいタイプの都市型キャンパスは多くの人を魅了するのではないでしょうか。

その設計コンセプトは伝統と先進のハーモニーです。
今まで積み上げてきた伝統は絶対に守りそのままに、そしてそこに絶妙なバランスで最先端の施設・設備を取り入れること。
まるで夢の世界にいるような、音楽の街のような江古田新キャンパスはここでしか育めない感性を高めさせてくれます。

その外観ですが、どの棟も非常に豪華で高級感があり、それなのに落ち着いた閑静な雰囲気も持ち合わせて音楽を学ぶにふさわしい環境となっています。
南東側の外観は、ちょうど最寄り駅の江古田駅から歩いた際に見えてくる部分です。
ここは周辺に住む地域の人や環境への配慮もかねて街角広場を作っています。
緑あふれる自然豊かな美しい環境で通りを歩く人の心を優しく温かくしてくれるのではないでしょうか。

建物はコンクリートスタイルで開口部にとことんこだわった斬新なデザインとなっています。
常に明るい光が差すような開口部の多い建物は、学生自身はもちろん外から見た人の感性も豊かにしてくれると思います。

たとえば窓がほとんどない階段を上り下りするときと、ガラス張りの階段を上り下りするときでは、見える景色がまったく違います。
窓やガラスは外の天候を知らせてくれます。
空の色や様子を何気なく眺めることができるだけでも、その時にひらめきなどに変わることもあるものです。

それから西側には、周辺の地域と武蔵野音楽大学をつなぐ散歩道があります。
通常学校はその周辺をフェンスなどで囲うことが多く、一般の人にはその雰囲気を伝えることができなくなっています。

ところが江古田新キャンパスは都市型キャンパスであるゆえ、歩道をたくさん取り入れてフェンスの囲いを作っていません。
散歩道には音楽に関わってきた歴史ある人物の胸像などを設置し、そこで学習する学生や講師だけではなく、付近の住民の方にとっても心休まる憩いの場になれるような取り組みをしています。

そして、南西側にはそれまでの旧キャンパスの記憶を残すベートーヴェンホールがあります。
江古田新キャンパスのプロジェクトではキャンパスは全面改装になりましたが、武蔵野音楽大学の顔でもあるベートーヴェンホールだけはそのまま残しています。
そしてこれまで目印でもあった道路沿いの桜の木は、これからも毎年春にたくさんの花を咲かせ、多くの学生と地域の人とを結ぶ素敵なシンボルとして存在し続けます。