高橋東悟について

   

高橋東悟氏は、非常に優秀な音楽家でしたが、残念ながら2012年に亡くなられました。
作曲家集団としても有名なグループNEXTの発起人でもあり代表者でもあるということで、作曲界にも影響を与えていた人です。

高橋東悟氏は現代音楽の作曲家として活躍していましたが、出身は雪国でもある新潟県です。
高校を卒業後に上京したようではじめは武蔵野音楽大学とは違う学校に通っていたようですが、中退をしてその後武蔵野音楽大学に入り音楽を本格的に学んでいます。
もちろん専攻していたのは作曲科で、恐らく当時からセンスがあったのでしょう。

作曲家として有名な存在になった高橋東悟氏ですが、嶋津武仁氏をはじめとする複数人の作曲家を師と仰いでいたとされています。
こういった学びの姿勢があったからこそ、素晴らしい曲を作ることができたのでしょう。

曲だけではなくて、作曲を行う姿勢も高く評価されており、とても丁寧な仕事を行うと言われていました。

そんな高橋東悟氏の作品としていくつか挙げるとすると、まずは「言霊・彼方なる淵より… ― for orchestra」を挙げなくてはなりませんよね。
この作品は2000年に発表されて、日本音楽コンクールで入選を果たすに至った有名な曲です。
曲名を見ても、この曲にどれだけの情熱や時間を注ぎ込んだのかをうかがい知ることができます。

この作品の他にも、「回遊―回帰「ヴァイオリンとオーケストラのための」」も有名でしょう。
これもコンクールで入選を果たしていますし、その翌年には「Position―「独奏的立場をもつViolaと弦楽四重奏のための」」でコンクールで上位になっています。

ちなみに高橋東悟氏が代表を務めていた作曲家集団のグループNEXTには、山口淳氏や若林千春氏、清水篤氏なども在籍しています。

グループNEXTはフェイスブックページも作っていて、定期的に活動報告をしていますが、2016年にもグループNEXTの作品展が行われました。
第18回目を迎えるということで、長い歴史を感じます。
グループNEXTの活動を見ると、高橋東悟氏の偉大さを改めて知ることができます。

有名な作曲家というのはほんの一握りで、大半の作曲家はあまり知られていません。
しかし高橋東悟氏は有名な曲を作ったり、グループNEXTの活動を行っていたので、比較的名が知られた作曲家だったことでしょう。

高橋東悟氏は、武蔵野音楽大学が誇る優秀な卒業生ですよね。

 - 武蔵野音楽大学の卒業生紹介